レッスン♪〜ベートーヴェンのピアノ協奏曲〜

ピアノレッスン

   先日レッスンに行ったと投稿しましたが、大学時代のレッスンに想いを馳せていたら、今回のレッスンについては何も触れずに終わってしまいました・・・^^;

今回はベートーヴェンのピアノコンチェルト第4番をレッスンしていただきました。

昨年の秋頃、京都バッハゾリステンのコンチェルトのお話をいただき、今年9月に憧れのベートーヴェンの4番を弾かせていただけることになったのです。暖かな春を思わせるようなキラキラとしたオーラをまとった曲です.

先生がオケ伴奏を弾いてくださり1楽章を一通り演奏したところで、「もう少しゆっくりめのテンポの方が綺麗に聞こえるよ。」とのこと。最後にコンチェルトをさせていただいてから時間が経っていることもあり、オーケストラに後ろに引っ張られる感覚を思い出しました。

指が滑っていく感覚もあり、これは単純にもっと指先の鍛錬と指番号の見直しが必要だと反省しました。

先生はCDやレコードの山の中から、あるカセットテープを出して一部聞かせてくださいました。

フルトヴェングラー指揮、ベルリンフィル、ピアノは先生のドイツ留学時代の恩師であるコンラート・ハンゼン氏という豪華な演奏です。

良いオーディオで聞かせていただき、またライブ録音ならではの客席のザワザワ感も相まって、1943年録音とは思えないくらいの臨場感でした。ハンゼン先生(先生の先生ということでお許しください・・・)の音は素晴らしく美しく、細かい音の粒がキラッキラでした。

「僕の先生は、すごくスケールがうまいんだよね」と、先生も嬉しそうにおっしゃっていました。

カデンツ部分はおそらくハンゼン先生本人が作ったと思われる、初めて聞いたものでした。自由で 幻想的な、とても魅力的なものでした。

先生はレコードをカセットテープに録音していましたが、レッスン帰りに調べたらCDも出ていました。もう中古しかないようなので、急いでポチっと購入しました。

 その後は冒頭からレッスンしていただきました。冒頭のスタッカートを切りすぎていることや、強いが軽やかな音色がほしい音階の弾き方、連符の連続が滑らないような指番号に変えたりリズム練習の確認、オケと合わせると想定したallargandoのタイミング、逆にピアノソロ部分で自由に弾いて良いところ、ペダリング、腕全体の動きなど・・・ いつも通り細かく指摘していただき、この日は1楽章のみで終わってしまいました。

 ハンゼン先生の興味深いカデンツァを聞いたので、先生はクララ・シューマンのカデンツ集を本棚から引っ張り出してきて見せて下さいました。さらっと見ただけですが、さすが女流ピアニストのパイオニア、技巧的なカデンツァでした。

まだ本番までは時間があるのでカデンツァも研究してみようかな・・・

 この歳になっても、知識や技術を分けて下さる先生に本当に感謝です。レッスンのたびに、学び続けなければと思います。

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