新年度♪コンクールを受けたいけど・・・♪

コンクール

 新年度始まりましたね。私の住む高槻の芥川沿いでは桜が綺麗に咲いています。
新元号も発表になり、新たな時代が始まるのだなとワクワクします。
平成になった時はまだ幼く、気がついたら平成を生きていた感じでした。「令和 」元年、まだ慣れませんが、そのうちに普通になっていくのでしょう。
 務めている大学は来週から、高校は再来週からピアノのレッスンが始まります。 
あっという間に過ぎる3年間、でも大事な3年間。縁あって担当する生徒さんたちをできる限りサポートし、共に学びたいと思います。

夏に行われる様々なコンクールの要項も出始め、習いに来てくれている生徒さん達も課題曲の練習を始めています。
 結果がついてくれば、生徒さんの励みや自信に繋がりますが、それよりも本番までの練習過程を大切にして欲しいと思っています。

本番までどのようなスケジュールで練習していけば良いのだろうと思う方もいるかもしれません。直前になって焦っちゃったり・・・。実際に、計画的に練習できない生徒さんには、本番の日から逆算してスケジュールを立てることから勧めています。
私がお勧めするスケジュールを紹介したいと思います。
曲数や期間にもよりますが、本番1ヶ月前には完璧に暗譜し弾きこむ期間を設ける、というのが理想です。(未就学のお子さんや小学校低学年ならば3週間くらいでも良いかもしれません。)
例えば4月に課題が出て、8月や9月に本番なら4、5ヶ月練習できることになります。これほどの期間があれば余裕があるため、ハノン、バッハ、ツェルニーなどの基礎セットを中断することなく(最低どれか一つでも)、練習していけます。課題曲にバッハや練習曲が含まれている場合は臨機応変に対応してください。

4月 課題曲譜読み(選曲)、基礎セット
5月 課題曲練習、基礎セット、本選課題曲譜読み
6月 課題曲練習、基礎セット、本選課題曲譜読み
7月暗譜、本番を想定した練習を積み重ねる
8月本番

だいたいレッスンが週1回くらいかと思いますので、週単位で本人が目標を書いたりできれば素晴らしいと思います。
「バッハ 声部ごとの暗譜を完璧にする」
「エチュード リズム練習5種類を毎日する」
など

かなり理想ですが・・・^^;
実際には学校の定期テストや修学旅行や、体調不良、生徒さんのやる気のアップダウン・・・等でスケジュールが遅れ、だいたい基礎セットが被害に合います。その場合、最低限ハノンとスケールは続けるよう促します。
夜遅くまで弾ける環境でなければ、中学生なんて課題曲の練習時間すら取るのがやっとです。
ピティナも中学生にもなると4曲揃えるだけで結構大変ですし・・・。
ですが、生徒さん本人が週単位(もしくは日単位)で目標を立てると、理想から遅れていることに気づき、理想のスケジュールに近づけようと努力することができます。効率的な練習方法を考えたり、練習時間を捻出するにはどうしたら良いか自分で考えるというのがとても大切だと思います。

 一生懸命準備し、迎えた本番の後は必ず成長しています。 次なる課題もわかり、今後の練習に生かしていくことができます。
直前になって焦って練習して、なんだかいつも嵐のようにコンクール期間を過ごしているなぁと感じられる方、一度練習スケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。

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